(7)無賃橋(むちんばし)


現在(げんざい)、犬上川(いぬかみがわ)にはコンクリートの橋(はし)が架(か)かっていますが、江戸(えど)時代(じだい)の当初(とうしょ)、橋はありませんでした。
洪水(こうずい)時(じ)には川いっぱいに水(みず)が流(なが)れ、旅人(たびびと)たちは、向(む)こうの岸(きし)に渡(わた)れず、大変(たいへん)困(こま)りました。
そこで、彦根(ひこね)藩(はん)は、当時(とうじ)の金持(かねも)ちであった藤野四郎兵衛(ふじのしろべえ)、小林吟衛門(こばやしぎんえもん)、馬場利左衛門(ばばりざえもん)らに命(めい)じて、広(ひろ)く募集(ぼしゅう)した寄付金(きふきん)で橋を設置(せっち)し、一般(いっぱん)の人々(ひとびと)の交通(こうつう)の便(べん)をはかりました。
当時は、旅人たちを無料(むりょう)で渡らせることは珍(めずら)しかったのでこの名(な)がつけられました。
橋の近(ちか)くには、高(たか)さ1.8mの標石(ひょうせき)が今(いま)も残(のこ)されています。

「犬上(いぬかみ)郡誌(ぐんし)・高宮町誌(たかみやちょうし)」

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無賃橋の標石

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