はじめに


教育(きょういく)課程(かてい)の改訂(かいてい)に伴(ともな)い、幼(よう)・小(しょう)・中(ちゅう)学校(がっこう)においては新(しん)教育要領(ようりょう)・新学習(がくしゅう)指導(しどう)要領が全面(ぜんめん)実施(じっし)され、市内(しない)各(かく)学校(園(えん))においても、時代(じだい)の変化(へんか)に対応(たいおう)できる子(こ)どもを求(もと)めて、体験(たいけん)的学習を重視(じゅうし)した学習指導のあり方(かた)について、積極(せっきょく)的(てき)に研究(けんきゅう)が進(すす)められています。

・子どものおもいを十分(じゅうぶん)に生(い)かし、子どもが主体(しゅたい)的に進(すす)めていく学習
・子どもが体験を通(とお)し、五感(ごかん)を使(つか)って進めていく学習
・指導と評価(ひょうか)の一体化(いったいか)

等(など)、子ども自身(じしん)が学習の仕方(しかた)を学(まな)んでいくことに関(かん)して、さらに充実(じゅうじつ)した研究が求(もと)められているところです。
さて、古(ふる)い歴史(れきし)を誇(ほこ)る彦根市(ひこねし)には、子どもたちに興味(きょうみ)を持(も)たし得(え)る歴史的教材(きょうざい)がいたるところにあり、彦根市を始(はじ)め多(おお)くの人々(ひとびと)によって開発(かいはつ)されています。
しかし、学校教育の中(なか)で十分に活用(かつよう)されるには至(いた)っていないのが現状(げんじょう)です。
それは、彦根の歴史的教材の系統(けいとう)的な開発が十分に成(な)されていないために、子どもの意識(いしき)のなかで彦根の歴史が把握(はあく)しにくいことに起因(きいん)しているのではないかと思(おも)われます。
わたしたちの郷土(きょうど)に残(のこ)されているものを掘(ほ)り起(お)こして教材化(か)し、子どもが主体的に調(しら)べ歩(ある)くことのできる資料(しりょう)をつくることによって積極的に関(かか)わり、意欲(いよく)を持って学習を進めていく子どもが育成(いくせい)されるのではないかと考(かんが)えます。
そこで本年(ほんねん)度(ど)は、昨年(さくねん)度完成(かんせい)した「わたしたちの彦根」を活用するための具体(ぐたい)的資料として彦根市に残されている遺産(いさん)や文化(ぶんか)等について調査(ちょうさ)を進め学習教材を作成(さくせい)しました。各学校(園)において活用していただければ幸(さいわ)いです。
最後(さいご)になりましたが、この教材を作成(さくせい)するにあたり、ご指導(しどう)ご協力(きょうりょく)いただいた方々(かたがた)および一年間(いちねんかん)終始(しゅうし)ご尽力(じんりょく)いただいた調査研究員(いん)の先生(せんせい)方(がた)に心(こころ)から感謝(かんしゃ)の意(い)を表(ひょう)します。

平成(へいせい)7年2月

彦根(ひこね)市立(しりつ)教育研究所(しょ)

所長(しょちょう) 和田 豊治(わだとよはる)

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