「ふるさとたんけんマップ」編集(へんしゅう)にあたって


指導(しどう)要領(ようりょう)の改訂(かいてい)とともに、今(いま)、また「地域(ちいき)」が見直(みなお)されています。

地域を舞台(ぶたい)にして具体(ぐたい)的(てき)な体験(たいけん)を通(とお)して学(まな)ぶことにより、

*その子(こ)なりの学習(がくしゅう)ができ、しかも学び方(かた)が育(そだ)つこと
*感動(かんどう)的体験が可能(かのう)で心(こころ)が育つこと
*生活(せいかつ)に根(ね)ざす学習ができ、生(い)き方を身(み)につけることができること 等(など)

新(あたら)しい学力(がくりょく)感(かん)を満(み)たすものがそこにあるからです。
私(わたくし)たちのふるさと彦根(ひこね)は、美(うつく)しい自然(しぜん)環境(かんきょう)と古(ふる)い歴史(れきし)と伝統(でんとう)に恵(めぐ)まれています。
また、郷土(きょうど)の歴史に愛着(あいちゃく)を持(も)ち、詳(くわ)しく研究(けんきゅう)し著書(ちょしょ)に表(あらわ)している郷土(きょうど)史(し)家(か)も多(おお)くいます。
けれども、実際(じっさい)に授業(じゅぎょう)を展開(てんかい)していく場合(ばあい)には、ともすれば忙(いそが)しさに紛(まぎ)れ、地域に根ざして生活に密着(みっちゃく)した教材(きょうざい)でなく、例(たと)えば江戸(えど)中心(ちゅうしん)の江戸時代(じだい)のくらしを学(まな)ばせていることが多いのではないでしょうか。
また、子どもたち自身(じしん)もお年寄(としよ)りから郷土の歴史あれこれを耳(みみ)にすることも少なく、また神社(じんじゃ)の境内(けいだい)や山(やま)・川(かわ)を遊(あそ)びの舞台にすることも少(すく)なくなっています。
日頃(ひごろ)、なるほど、石碑(せきひ)や神社が子どもたちの目(め)に映(うつ)っているのですが、心にまでは届(とど)いていないことが多いのではないでしょうか。
子どもたちが、ちょっと片手(かたて)に持(も)って探検(たんけん)に出(で)かけられるような「案内地図(あんないちず)」を作(つく)りたいというのが、郷土愛(あい)教育(きょういく)に関(かん)する調査(ちょうさ)研究のねらいになりました。
そのために次(つぎ)のような編集(へんしゅう)方向(ほうこう)を決(き)め、「歩(ある)いてみよう、調(しら)べてみよう、わたしのふるさと」の作成(さくせい)にあたりました。

(1)「マップ」は、子どもたちが気軽(きがる)に探検にでかけられるように、目印(めじるし)になる建物(たてもの)を入(い)れたり、スケッチを描(えが)いたりして分(わ)かりやすいものにした。
また、調べてみたいという気持(きも)ちを引(ひ)き出すような誘(さそ)いかけを吹(ふ)き出しとして掲(かか)げました。
まず、自分(じぶん)の学区(がっく)が学習(がくしゅう)の基盤(きばん)になるので、「マップ」は学区ごとに作成した。
(2)「目で見るふるさと」として主(おも)な遺跡(いせき)や寺院(じいん)や歴史の舞台となった場所(ばしょ)の写真(しゃしん)を用意(ようい)し、子どもたちが見つけ出すときに手がかりになったり、また、大まかな特徴(とくちょう)をとらえたりする資料(しりょう)としました。(スペースの関係(かんけい)ですべての写真が掲載(けいさい)できていません。)
(3)子どもたちが、できるだけ自分で見つけたり調べたり尋(たず)ねたりすることを願(ねが)っているが、その糸口(いとぐち)となるように解説(かいせつ)をつけました。先生方(せんせいがた)の指導の資料としても活用(かつよう)いただきたいと思(おも)っています。
また、出展(しゅってん)や人材(じんざい)についても付(つ)け加(くわ)えました。
(4)掲載したのは、歴史的(れきしてき)事実(じじつ)だけでなく、子どもたちが「へえ、不思議(ふしぎ)な話(はなし)だな。ほんとうかな?」と興味(きょうみ)を持ってくれるように、逸話(いつわ)や言(い)い伝(つた)えも合(あ)わせて取(と)り入れた。
(5)隣(となり)の学区にまたがる遺跡や寺院については、重複(じゅうふく)して掲載してあったり、同(おな)じ遺跡を別名(べつめい)で記(き)したりしています。

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